★野党統一候補が出馬表明、現職も出馬の構え…那覇市長選
社民党系の前沖縄県議・平良(たいら)長政氏(64)が5日、那覇市で記者会見し、
11月9日告示、16日投開票の同市長選に民主、共産、社民、沖縄社会大衆党の
統一推薦候補として無所属で立候補することを表明した。
過去2回、自民、公明の支援を受けてきた現職・翁長(おなが)雄志氏(57)も
3選を目指して出馬を検討しており、「自公」対「反自公連合」を軸とした戦いになりそうだ。
沖縄県では、6月の県議選で、県政与党の自公が後期高齢者医療制度への逆風などを
背景に過半数割れし、与野党の勢力が逆転した。野党側が8年ぶりの県都の市長奪還へ向けて
勢いづいており、国の安全保障政策に影響を与える2年後の知事選を占う選挙としても注目される。
平良氏は6月、4期務めた県議を任期満了で引退。自公が支える翁長氏の立候補を前提に、
「勝つには反自公の結束が不可欠」と県政野党の各党に共闘を呼びかけた。
この日の記者会見では「後期高齢者医療制度をはじめとする国の施策に追従するのか、
それとも物を言う市政に転換するのかを争点にしたい」と述べた。
2年後の知事選への影響については「那覇市を制するものが県を制する。負けられない選挙」と強調した。
一方、翁長氏は9月の市議会での立候補表明が予想される。
次期市長選にはすでに政治団体代表・屋良(やら)朝助氏(56)が立候補を表明している。
讀賣新聞
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20080706-OYS1T00216.htm