★エビ養殖詐欺:実質破綻後も別会社で集金継続 被害が拡大
フィリピンでのエビ養殖事業に絡む出資金詐取事件で、「ワールドオーシャンファーム」会長の
黒岩勇容疑者(59)らが昨年2月以降、別の関連会社を受け皿に多額の出資金を集めていたことが分かった。
ワ社は同1月ごろ、会員への配当を停止するなど事実上破綻(はたん)状態となっており、
警視庁などの合同捜査本部は、資金繰りに行き詰まった黒岩容疑者らが別会社で出資金集めを継続し、
被害を拡大させたとみている。
この会社は「ワールドオーシャン基金」(東京都港区)で、06年2月設立。
エビの養殖事業や不動産売買が主な業務で、黒岩容疑者が社長を務め、
ワ社で総務部長だった渡辺唯士容疑者(60)らが役員に就任していた。
関係者によると、黒岩容疑者らは06年12月以前は「養殖事業に投資すれば1年で元金が2倍になる」
などとうたい、1口10万円から出資を募った。しかし、事業実態はなく、新たな出資金を以前の出資者に
10日ごとに支払う高利回りの分配金(配当金)に充てる自転車操業を続け、昨年1月には配当ができない
状態になった。
このため、黒岩容疑者らは2月以降、「税務署が入ったから配当方法を変更し、
10日ごとではなく7月に一括して支払う」などとうそを言って、ワールドオーシャン基金への出資を募り始めた。
ところが、基金はワ社と同じ同年5月には実質破綻し、分配金は一度も支払われなかったという。
毎日新聞
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080706k0000m040126000c.html ▽関連スレ
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http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1214960638/