妊娠中の母親の食事パターンが、胎児の体内で1日のリズムを刻む生物時計の働きに、大きく
影響を与える可能性があることを、太田英伸東北大助教(小児科学)らのチームがラットの実験
で突き止め2日、米科学誌プロスワンに発表した。人間でも胎児の順調な成長や発達に、規則正
しい食事が重要なことを示す成果という。
チームは妊娠したラットに人工的に12時間ごとに昼夜を過ごさせた。ラットは夜にえさを食
べる「夜型」だが、明るい時にしかえさを与えず「昼型」の食事パターンにしたラットも作り、
出産直前の母親と胎児の脳などで、時計の役割をする遺伝子の働き方により刻まれるリズムを調
べた。
母親の遺伝子が刻むリズムは、食事パターンにかかわらず夜型だったのに、昼型にしたラット
の胎児は、リズムが夜型とは異なる昼型になっていた。
ソース▽
MSN産経ニュース(2008.7.2 09:02)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/080702/edc0807020902007-n1.htm