★町村氏:ロシアの食糧輸出規制緩和を歓迎−洞爺湖サミット控え
7月1日(ブルームバーグ):町村信孝官房長官は1日午後の記者会見で、
7−9日に主要国首脳会議(洞爺湖サミット)を控え、主要8カ国(G8)で唯一
食糧輸出の規制を行ってきたロシアが小麦や大麦の輸出税を緩和することについて、
「歓迎すべきことであり結構なことだ」と述べ、一定の評価を与えた。
サミットでは地球温暖化対策と並んで食糧価格高騰問題への対応が主要テーマになる。
町村氏のこのほかの発言は次の通り。
●自民党税制調査会が議論を開始し、最大の焦点は消費税率引き上げの是非になる:
「抜本的な議論を期待する」
●環境税導入に関する日本政府の立場:
「地球温暖化対策の懇談会の中間報告では『いろいろある政策手段の一つとして
環境税というものも考えていいのではないか』という提言があったと思う」
「まだ詰めた議論を政府でやっているわけではない。党の税制調査会もこれからだと思う。
しかし税を考えるときに環境という視点を考えることが非常に重要ということは論は待たない」
「特にガソリンの税金は、グリーン化の意味合いが大変強いということは言うまでもないし、
国際的にも環境関連税制ということで日本のガソリン税が位置づけられているということがある」
「どういう表現と内容にして最終的に国民に説明すべきかは今後の議論だが、
かなり環境税的色彩の濃い税制というものが、考えられる」
Bloomberg
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003008&sid=a5sZKMfnQ5.M