30日午後9時30分ごろ、徳島県海陽町宍喰浦(ししくいうら)、第3セクター・阿佐海岸
鉄道の宍喰駅南約400メートルの引き込み線で、回送車両(1両)が車止め(高さ約30セ
ンチ)を越えてコンクリート壁に衝突し、脱線した。
乗客はおらず、男性運転士(37)が割れたガラスで腕と顔に軽傷を負った。同鉄道は1日、
海部(徳島県海陽町)?甲浦(かんのうら)(高知県東洋町)間の全線(8・5キロ)で運転を見
合わせ、代替バスを運行する。
同鉄道などによると、列車は30日の最終列車で、午後9時11分に甲浦駅に到着。1駅手
前の宍喰駅に回送した後、本線から引き込み線に入り、方向を変えて車両基地に入る予定だっ
た。
内規では、引き込み線内は時速20キロ以下で走行することになっているが、同鉄道はスピ
ードの出し過ぎの可能性もあるとみている。
同鉄道には徳島、高知両県などが出資し、保有車両は2両。海部駅でJR牟岐線と接続して
いる。
ソース▽
YOMIURI ONLINE(2008年7月1日10時08分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080701-OYT1T00248.htm 画像▼
コンクリート壁に衝突して脱線した阿佐海岸鉄道の回送車両(徳島県海陽町で)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20080701-3147476-1-L.jpg