【ブリュッセル=共同】世界約170カ国が関税制度の調和などを推進するため運営している国際機関、
世界税関機構(WCO)は28日、本部があるブリュッセルで総会を開き、WCOの御厨邦雄事務局次長を
次期事務局長に選出した。日本人の事務局長就任は初めて。
任期は5年で、来年1月1日に就任する。
事務局長選出に当たっては中国、セネガル、ベルギーなど計9カ国が候補者を擁立し、総会で選挙が行われた。
WCOは1952年、各国の関税当局間の協力強化などを目指して前身組織が設立され、
94年から現在の名称となった。
御厨 邦雄氏(みくりや・くにお)東大卒。76年大蔵省(現財務省)。大臣官房参事官を経て
02年1月からWCO事務局次長。54歳。愛媛県出身。
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080628/fnc0806282354005-n1.htm