東京国際レズビアン&ゲイ映画祭が7月11日より、新宿バルト9で開催される。
同祭は、1992年に始まり今年で17回目。文化庁や国際交流基金、各国大使館などの支援を受け、
世界中から集められたセクシュアルマイノリティーに関する映像作品を一挙に上映するもの。
同際運営委員会はボランティアにより運営されている。
今年は、例年開催しているスパイラルホール(渋谷区)に加えて、新宿バルト9での開催も決定した。
同祭広報担当者は新宿での開催について、「同館は最新の映画技術を採用し、
新しいデートスポットとしても人気があることから動員力もあると考え、会場に選定した」と話す。
イベント内容は、各国の映画祭で賞を獲得した32作品の上映を予定。
海外からゲストを招いて行うオープニングイベントに引き続いて上映するオープニング作品は、
フロリダやトリノの映画祭で各賞を受賞した、町全体をゲイ・フレンドリーにする夢を見る少年の話
「シェイクスピアと僕の夢」(アメリカ)。同際公募作品グランプリの発表後に上映されるクロージング作品は、
嘘のカミングアウトが思いがけない展開に進んでいくコメディ「カミングアウト・ウエディング」(同)。
ほかに、「後悔なんてしない」(韓国)、「彷徨う花たち」(台湾)、「バンコク・ラブストーリー」(タイ)、
「あたたかな場所」(イタリア)、「シェイエンヌを探して」(フランス)、「チュエカタウン」(スペイン)など、
世界各国からのエントリー作品が上映される。ゲイの群像劇「特異なカップル」やゲイと女の共同生活を描く
「月のかげ」など日本の作品も。
料金は1プログラムにつき、前売り=1,300円、当日=1,500円。7月13日まで。
ソース:新宿経済新聞
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