27日発売の米経済誌ビジネスウィークの最新号は、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が
経営陣の会議で最近、米大手フォード・モーターとの合併について検討したと報じた。
ただ問題点が多く、提案は退けられたという。関係者の話として伝えた。
同誌は、合併は多額の経費削減になるほか、手元資金が豊富になり、
厳しい経営環境をしのげる可能性があると指摘。しかしGM幹部のほとんどは、
合併より自らの北米事業の立て直しが先決との判断だったという。
同誌は、合併は手続きが煩雑なだけでなく、燃費が悪く販売が落ち込んでいる
大型車の生産施設が増えるなど、多くの問題を増幅する恐れがあるとの見方も示した。
米ビッグスリー(大手3社)は、ガソリン高騰や米景気の悪化で主力の米市場での販売が低迷。
窮地のGMなどはあらゆる選択肢を探っているとみられる。
ソース:デイリースポーツ
http://www.daily.co.jp/gossip/national/2008/06/28/0001178651.shtml