沖縄県の西表島、石垣島にごみとして漂着したペットボトルの3割は、中国から流れてきたと
見られることが環境省の調査でわかった。同省の漂着ごみ削減検討会で26日、報告された。
同省は昨年10月から今年4月にかけて、7県の11海岸で初の大規模調査を実施。流れついた
ペットボトルについて、ラベル表示から捨てられた国を分析した。
西表島では199個のペットボトルのうち31%が中国、10%が韓国、7%が台湾、6%が
国内からと推定された。石垣島の132個も同様の傾向だった。
一方、福井県坂井市では、111個のうち33%が国内、16%が韓国、14%が中国からで、
また、伊勢湾の入り口にある三重県・答志島は364個のうち79%が国内からだった。
同省ではごみ抑制に向け国内外への広報活動を強化するとともに、石垣島では今夏、観光客への
アンケートを実施し、ごみ回収によって海岸がきれいになる場合の経済効果を算定する。
ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20080626-OYT1T00672.htm