★官僚“大量退職”5年で300人
5年間で約300人!――コレ、自発的に霞が関を去った官僚の数だ。
堕落した官僚社会に嫌気がさす人のいかに多いことか。
元通産官僚の江田憲司衆院議員(無所属)が、「官僚国家日本を変える元官僚の会(脱藩官僚の会)」を立ち上げ、
19日記者会見を開いた。発起人には江田氏の他、著書「さらば財務省!」で知られる高橋洋一・東洋大教授、
ゆとり教育の旗振り役だった文科省出身の寺脇研・京都造形芸術大教授など7人が名を連ねる。
霞が関にモノ申す政策提言を行ったり、自発的に辞める官僚の受け皿(人材バンク)にしたいという。
江田氏によれば、この5年(02〜06年)で実に292人の官僚が自発的に退職した。
10年前(92〜96年)は167人、20年前(82〜86年)は80人だったから、退職者は10年ごとに倍になっているのだ。
最も多いのは、経産省と総務省で、それぞれ43人。特に経産省は10年前は8人だったので、その増え方は尋常ではない。
「いまや官僚でいること自体が白い目で見られる。
組織防衛や国会答弁の作成といった雑務ばかりで、天下国家を語ることもない。
職場に誇りがもてなくなるのです」(江田氏)
今後は、出身官庁から再就職の世話を受けていないOBらに広く参加を呼びかけるという。
だが、オール霞が関を敵に回すことになるため「陰に陽に圧力があるでしょう」(江田氏)とも。
どこまで存在感を見せられるか。
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