中国系コンピューター技術者、米産業スパイ法違反で懲役2年の判決下る
2008. 6/20
ーシリコンバレーのハイテク企業『クォンタム3D』の最高軍事機密を中国等に流すー
[ワシントン発6月19日=デービッド・ハルスタム]シリコンバレーのハイテク企業の最高軍事技術を中国等海外に
流したとして中国系コンピューター技術者に北カリフォルニア・米連邦地裁が産業スパイ法、連邦輸出規制法違
反で懲役2年の判決を下した。有罪判決を受けたのはカリフォルニア州サン・ノゼのハイテク企業『クォンタム3D』
の元コンピューター・エンジニア、シァンドン・シェルドン・ミン容疑者(44)。システム・エンジニア、3D応用上級技術者、
契約コンサルタント等で2000~2004年始めにかけ同社と雇用契約があった間に"至宝のテクノロジー"の評価を得て
いた『マンティス』と呼ばれる軍事用3D技術を盗み、中華人民共和国海軍、空軍機関等に違法に流し見返りに金銭
を得ていた。中国の他タイ、マレーシア両空軍も顧客だったという。流失した3D技術は高速ジェット機、ヘリコプター
等の操縦、空中給油活動の模擬訓練に技術革新をもたらしと言われる。正規の有力カスタマーとしてはボーイング、
ロッキード・マーチン、レイセオン、アドセル、TRW等米国の最高レベルの航空宇宙産業が名を連れている。FBI(米
連邦捜査局)を中心に産業スパイ摘発の政府合同チームが3年間内偵捜査を進め2006年12月、ミン容疑者を逮捕、
事件を摘発した。
ソース JAN
ttp://www.aviationnews.jp/2008/06/2_bf70.html