【群馬】県開発の酒米と酵母、地元の水を使った「オール群馬ブランド」の清酒を試験醸造

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県と県酒造組合は、県開発の酒米と酵母、地元の水を使って「オール群馬ブランド」の清酒を
造る取り組みを本年度から本格化させる。これまでは県の試験場内で酒米の栽培から醸造まで
行ってきたが、実際に農家に育ててもらい、蔵元で試験醸造を始める。
県は「実用化に向けた第一歩」と期待している。 

県内の蔵元ではこれまで、県産業技術センターが開発した酵母「群馬KAZE酵母」と地元の水で
清酒を製造していた。しかし、酒米は兵庫県開発の「山田錦」や愛知県開発の「若水」など
他県開発品種で、業界では「オール群馬の清酒」が悲願とされていた。

そこで県などは「風の酒プロジェクト」として、一九九八年度に県農業技術センターで独自の
酒米開発に着手。「山田錦」の流れをくみ、病気に強く良質なでんぷん質が含まれる「群馬酒39号」
という酒米の開発に成功。一昨年度と昨年度は、群馬酒39号と群馬KAZE酵母を使い、
県農業技術センター内の水田や醸造施設で実験的に製造してきた。本年度は県内の農家に酒米の
栽培を委託。三千キロの収穫を目指し、収穫後は県内の蔵元で醸造してもらう。昨年度の醸造では
「すっきりしたキレのある清酒」と高評価だっただけに関係者の期待も大きいという。

県酒造組合の西岡義彦技術委員長は「農家や蔵元で通常の過程で醸造された清酒の味を確かめたい。
他県では同様の試みで失敗している例も多いので、じっくり、きちんとした酒を造り、
五年後をめどに実用化できれば」と夢を膨らませている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20080622/CK2008062202000166.html
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オール群馬栃木