【バンコク18日共同】ミャンマーのサイクロン被災をめぐり、軍事政権がメ
ディア関係者への弾圧を強めている。激甚被災地入りして映像を撮影し外国メデ
ィアに提供したとされるカメラマンらを次々と拘束、外国メディアを「真実を伝
えていない」と非難した。
軍政は自らの指導により復興が軌道に乗ってきたと国営メディアで繰り返し宣
伝する一方、被災者の不満や被災者への支援不足は覆い隠す構えだ。
現地の情報筋によると、軍政は今月に入って最大都市ヤンゴンのカメラマンや
ビデオ編集者ら約15人を拘束した。4日には同国の人気コメディアン、ザルガ
ナールさんも拘束。ザルガナールさんは英BBCなどで被災後の軍政の対応を批
判していた。
テイン・セイン首相は「節操のない者が、虚偽の報道をしている」と強調。タ
イに拠点を置くミャンマー誌「イラワジ」のアウン・ゾー編集長は「自由な取材
が認められず、在外メディアは一般市民から映像などの提供を受けている。軍政
は、こうしたネットワークつぶしに本腰を入れてきた」と説明する。
ソース▽
47NEWS(2008/06/18 17:16 【共同通信】)
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008061801000520.html