【科学】四川大地震から1カ月 動いた“太古の竜”

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1し×ろ@釣りチルドレン5号(080731)φ ★
 ■ヒマラヤ山脈生んだ地殻変動 専門家も予想できず

 約7万人の犠牲者を出した中国・四川大地震。発生から約1カ月が経過し、
震源断層の仕組みや活動の背景が明らかになってきた。四川省周辺は世界有
数の活断層地帯だが、今回動いたのは専門家も予想しない太古の断層だった。
ヒマラヤ山脈を生んだ地球規模の地殻変動が史上最大級の内陸直下型をもたら
した。(長内洋介)

 ≪280キロの断層動く≫

 四川大地震は「竜門山断層帯」と呼ばれる活断層で起きた。全長約500キ
ロに及ぶ長大な断層帯で、北東−南西方向に3本の活断層がほぼ平行して走っ
ている。現地調査した静岡大の林愛明教授(地震・地質学)によると、今回は
このうち2本が動き、地表の段差は最大約5メートルに達した。陸域観測衛星
「だいち」がとらえた地殻変動の様子から、震源断層の長さは約280キロと
みられる。

 中国の地質に詳しい東大大学院の池田安隆准教授(変動地形学)は、だいち
の観測データと断層帯の位置関係を分析した。その結果、震源北部で激しい地
殻変動が起きた地域は、竜門山断層帯の1つである「北川断層」の位置とピタ
リと一致。この断層が動いたことを突き止めた。

 北川断層の直上にある四川省北川県では、土砂崩れで巨大なせき止め湖がで
きるなどの被害が出た。また、林教授は北川県の地表で震源断層を発見してお
り、池田准教授の分析結果はこれを裏付けた形だ。
>>2に続く)


ソース▽
MSN産経ニュース(2008.6.16 08:16)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080616/dst0806160820002-n1.htm

画像▼
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/disaster/080616/dst0806160820002-p1.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/disaster/080616/dst0806160820002-p2.htm
2し×ろ@釣りチルドレン5号(080731)φ ★:2008/06/16(月) 08:54:51 ID:???
 一方、名古屋大大学院の山中佳子准教授(地震学)の解析によると、断層は
南北でメカニズムが異なり、南部は東西方向に地盤が圧縮された逆断層型、北
部は主に横ずれ断層型だった。山中准教授は「南部では ●(さんずいに文)川、
綿竹などが固着域の真上に位置しており、被害が大きかったのはそのためでは
ないか」とみる。

 東大地震研究所などによると、断層のすべり量から求めた地震エネルギーの
大きさ(モーメントマグニチュード)は7.9で、阪神大震災(6.9)の約30
倍の規模だった。

 ≪特異な回転運動≫

 竜門山断層帯は、なぜ動いたのか。その謎を解くカギは、中国大陸の形成史
にある。ユーラシアプレート(岩板)に乗っている中国は、北上するインド・
オーストラリアプレートから常に押され、変形している。インドはかつて島だ
ったが、プレート移動によって約4000万年前に中国に衝突し、陸続きにな
った。

 日本の太平洋側では、陸より重い海洋プレートが列島の下へ沈み込む。しか
し、中国とインドはどちらも陸のプレートなので互いに押し合い、境界付近が
隆起していく。これがヒマラヤ山脈を生み出した。


 東大地震研の加藤照之教授らによるGPS(衛星利用測位システム)観測の
解析によると、インド・オーストラリアプレートは年間3.7センチの速度で中
国に衝突している。この影響でチベット高原は圧縮され、東へ押し出される。
しかし、四川盆地より東側は非常に固い地殻で覆われているため、四川付近で
地盤は押し返され、時計回りに方向転換して南へ動いていく。
>>3へ続く)

3し×ろ@釣りチルドレン5号(080731)φ ★:2008/06/16(月) 08:55:04 ID:???
 地殻の巨大な回転運動は世界的にも特異な現象で、一帯は「四川−雲南構造
帯」と呼ばれる。南北方向に多数の活断層があり、マグニチュード(M)7超
の横ずれ断層型の地震が多発することで知られていた。

 竜門山断層帯はこの地域の東端に位置しており、一連の地殻変動が今回の地
震の引き金になった。しかし、断層の方向や仕組みは周囲とは別物だ。

 加藤教授は「地震学者は横ずれ型の活断層に注目していて、竜門山はノーマ
ークだった。今回の断層変位が6メートルだとすると、1000年〜3000
年かけて蓄積されたひずみが解放されたのでは」と話す。

 ≪“古傷”が再発≫

 池田准教授によると、竜門山断層帯は周辺の活断層と比べて活動度が低く、
過去に動いた歴史記録も存在しない。その起源は非常に古く、最も活動的な時
期はインド衝突前の恐竜時代までさかのぼるという。

 「約2億年前の中生代三畳紀以降、この地域の主要な断層として動いていた
が、約6000万年前の白亜紀末以降は活動が衰えていた。“古傷”が再活動す
るまれなことが起きた」

 一方、気象庁地磁気観測所の石川有三所長は、ユーラシアプレートとインド
・オーストラリアプレートの境界域をアジア全体で見ると、1997年11月
から大地震の活動期が始まったと指摘する。石川所長は「過去の活動期は約2
0年間続いており、今後も注意が必要」と警鐘を鳴らす。

 日本にも多くの活断層があり、決して対岸の火事ではない。政府の地震調査
委員長を務める阿部勝征東大名誉教授は「活動度が低い活断層でも侮れない。
いつでも地震が起きる可能性があり、日本にとって大きな教訓だ」と話している。
4名前をあたえないでください:2008/06/16(月) 09:05:33 ID:ge7wdY19
やはり地球自体が収縮してる
5名前をあたえないでください:2008/06/16(月) 09:08:18 ID:DUi3mXOy
活動してない方が大きいのが一気に来そう
6名前をあたえないでください:2008/06/16(月) 09:08:51 ID:2LKWmJuS
この龍の移動が、後の支那崩壊の序曲となったのである。
7名前をあたえないでください:2008/06/16(月) 09:12:49 ID:VhtK2Ea+
女?
8名前をあたえないでください:2008/06/16(月) 09:19:19 ID:hQup4U+2
勇者さま、
どうか悪い龍を退治してください。
9名前をあたえないでください:2008/06/16(月) 09:48:02 ID:GFoSsJfo
ドラゴンヘッド
10名前をあたえないでください:2008/06/16(月) 09:49:24 ID:fHG3MMgI
荒俣宏氏、星野之宣氏なら地殻と竜の関係を見抜いていたはずだ。
11名前をあたえないでください
旨くいったな地下核爆発w ばれてるよw