【鳥取】素早く検索 バス経路

このエントリーをはてなブックマークに追加
1釣りチルドレン12号(080731)φ ★
いつでもどこでもコンピューター網とつながるユビキタス社会の活用モデルを表彰する
総務省の「u―Japanベストプラクティス2008」で、県内の路線バス経路探索システム
「バスネット」が地域活性化部門賞に選ばれた。最寄りのバス停が分からなくても、
携帯電話やパソコンで路線バスや鉄道の経路を調べることができ、バス利用者の増加、
地域活性化が期待できると評価された。
システムを管理運営する「日本トリップ有限責任事業組合」(鳥取市)の理事長を務める
菅原教授に、システム開発の狙いを尋ねた。

――バスネットの売り物は

例えば、鳥取市の夏の風物詩「鳥取しゃんしゃん祭」の期間中は、
バスの運行経路が変わりますが、日本トリップにはバス会社が入っているため、
時刻表はきちんと対応しています。また、スポーツ施設や飲食店などが
6000近く登録されており、これらの施設の名前などを入力すれば経路を検索できます。

――バスネットを開発した経緯を教えて下さい

県内だけで2000以上のバス停がある路線バス網は複雑で、経路探索のシステム開発は、
挑戦しがいのあるテーマでした。高齢化社会でバスは重要な住民の足ですが、
バス路線は鉄道ほど分かりやすくありません。
バスの利便性が増せば観光客も含めた利用促進につながると考え、
03年度に開発を始めました。

――開発で難しかった点や発見は

検索時間をいかに短くするかに苦労しました。1、2秒ならいいですが、
10秒もかかると利用者は待ってくれません。バス停には同じ名前のものもあり、
区別するのも難題でした。ある学校では職員会議がある日だけ
下校時刻が普段より早かったのですが、ダイヤがきちんと対応しており、
バスが利用者に密着していることを実感しました。

――バスネットの利用状況はいかがですか

06年7月に運用を始めた当時は月間約1万件でした。
100件ぐらいとの予想を大きく上回りました。その後、対応エリアを県内全域に広げたり、
携帯電話などが使えない人のために、今年2月にはタッチパネル式の端末を
JR鳥取駅前のターミナルに設置したりしました。砂の美術館など観光情報も
画像や動画で表示しています。現在は月間約3万6000件の利用があります。

――今後の計画を

JR鳥取駅から鳥取砂丘に向かう観光客が検索した時、途中にある仁風閣などの
施設やお薦めのお土産などの観光情報を発信していくことを考えています。
県外にもバスネットを広げていきたいです。
利用者が少ないから路線や運行便数が減少、さらに利用者が減る悪循環が起きています。
バスネットがあることで路線バスの利用が増えるのが願いです。


読売:
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20080614-OYT8T00675.htm
2名前をあたえないでください
こりゃ便利