昨年開催され大きな話題を呼んだ「全国総合アニメ文化知識検定」、通称「アニメ検定」が今年も開催される。
開催日は2008年11月23日(日・祝)が予定されている。
詳細は7月中旬に公式ウェブサイトがリニューアルされ、そこで明らかになる。
アニメ検定は「アニメファンの底辺拡大」、「業界志望者への知識啓蒙」などを目的として
「楽しく学べて役に立つ」ことを念頭に置いて実施される検定である。
出題分野は「商品と流通」、「産業と市場」、「技術と科学」、「歴史と発達史」など、
単なる作品クイズにとどまらない、アニメに関する事柄を総括し網羅して出題される。
昨年の第1回はおよそ1300名が受験した。等級は、モバイルサイトで「お試し」ができるモバイル級のほか、
小中学生・ビギナー向けの5級から研究会部長向けの3級まで開催された。
昨年の合格率は5級が81.4%、4級が57.3%、3級が24.8%と、上級になるにしたがって、合格率も厳しくなっている。
今年はこの上さらに3級合格者のみが受験できる、2級が登場する。
検定問題集によれば「プロデューサー、専門誌編集長レベル」となり、難易度は一気に上昇する。
どのような問題が出題され、どのような人々が挑戦するのか興味深いところだ。
なお著名人では、声優の桃井はるこさんが昨年3級を取得している。
検定問題のほか、昨年は「アニメ検定トークセッション」と題され、
アニメ検定に必要にな知識を身につけるための講義が、文京学院大学にて開催された。
サンライズのプロデューサーである古里尚丈さんが「作品と物語、作家とスタジオ」をテーマに語ったほか、
元マッドハウス代表取締役の増田弘道さんによる「企業とレーベル、地域と地誌」など9回の講義が行われた。
検定の問題演習だけではなく、アニメに関する様々な視点からの内容がプロの口から詳細に語られた講座であったため、
ファンからは好評だった。今年はどのような講師によって開催されるのか、ファンは楽しみに待っていることだろう。
アニメ検定公式サイト
http://aniken.jp/ ソース
http://animeanime.jp/news/archives/2008/06/2_9.html