アフガニスタンで治安改善に当たる北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)は11日、同国南部の
カンダハル州で9日、大麻樹脂のハシッシュの隠れ場所を見付け約261トンを押収したと発表した。
アフガンは世界最大のアヘンの生産国で麻薬利用がはびこっているが、これほどの量のハシッシュが摘発されたのは
珍しい。
同国内務省に情報が入り捜索、複数の穴の中で見付けた。現場はパキスタン国境から約40キロ離れている。ISAFに
よると、末端価格は約4億ドル(約428億円)相当。
ISAFが掃討に当たるイスラム強硬派勢力タリバーンは麻薬を活動資金源にしており、約1400万ドル相当を稼いだとも
される。ISAFは今回のハシッシュ隠匿の背後にタリバーンが介在しているとみている。
アフガン内務省はまた、南部ヘルマンド州でアヘン約5.6トンを押収、容疑者13人を拘束したと述べた。末端価格は
約3千万ドルと推定している。
ソース(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200806120026.html