★裏金「役員の指示で運んだ」…西松建設の元社員が供述
東証1部上場の中堅ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が、
海外から裏金約1億円を無断で国内に持ち込んだとされる事件で、
同社元社員が東京地検特捜部の調べに、「役員から指示され、
東南アジアの事業で捻出(ねんしゅつ)した裏金を持ち込んだ」と
供述していることが分かった。
元社員は裏金を航空機の手荷物に入れて運んでいたことも判明。
特捜部は役員ら同社上層部が関与していた可能性が高いとみて、
外国為替及び外国貿易法(外為法)違反容疑で慎重に調べを
進めるとともに、裏金の使途にも関心を持っている。
同社関係者などによると、同社は東南アジアで請け負った
工事に絡んで不正な経理操作を行い、裏金を捻出。
2005年ごろ、当時の同社社員が裏金のうち約1億円を、
航空機で帰国する際に複数回に分けて手荷物に入れ、
日本円で国内に持ち込んだが、税関には届け出なかったという。
この社員はすでに同社を退社しており、特捜部の調べに対し、
こうした経緯を認めた上で、「会社の役員から、海外で作った
裏金を国内に運ぶよう指示された」などと供述している。
外為法では、国外から100万円を超える現金を持ち込む際、
税関に届け出るよう義務付けており、違反した場合は6月以下の
懲役か20万円以下の罰金が科せられる。特捜部は今月4日、
同法違反容疑で同社本社や関係先数か所を捜索した。
同社は1937年設立。主に大型土木工事を手がける
中堅ゼネコンで、香港や東南アジアで受注実績がある。
特捜部の捜査を受けていることについて、西松建設総務部は
「捜査の目的が分からないのでコメントは控えたい」としている。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080608-OYT1T00055.htm ▽関連スレ
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