農水省は6日、販売先から返品された商品を再包装し、新たな賞味期限を表示して
再出荷・販売したとして、三輪そうめんの製造販売会社「森井食品株式会社」(奈良県)
に対し、日本農林規格(JAS)法に基づく改善命令を出した。
農水省が4月に設置した「食品表示特別Gメン」による初の摘発事案。同省によると、
森井食品は販売先から返品された手延べそうめん「伝承手延三輪素麺」など48商品に
ついて、カビや変色などで品質の悪くなったものを除いた上で再包装。新たに1年半先の
賞味期限を表示して出荷した。
こうした偽装は少なくとも7年前から行われており、2007年に1万1615セット、
08年には556セットが全国のスーパーや百貨店で販売された。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008060600775