★ 飯島・元首相秘書官:「改革」の継承者は与謝野氏−ポスト福田で支持
6月5日(ブルームバーグ):小泉純一郎元首相の政務秘書官を務めた
飯島勲氏はブルームバーグ・ニュースのインタビューに応じ、
福田康夫首相(自民党総裁)が仮に退陣した場合の後継者、
いわゆる「ポスト福田」について、「与謝野馨前官房長官が
構造改革のかじを取る継承者だ」と述べ、小泉政権で自民党政調会長
、経済財政政策担当相を歴任した与謝野氏支持を表明した。
飯島氏は、国家運営の基本となる財政について、消費税率引き上げなど
「税の検討は避けて通れない」と述べ、「増税を含む政策を提言しているのは
与謝野氏だけだ」と語った。与謝野氏が会長を務める自民党財政改革研究会は
昨年11月、税率5%の消費税を社会保障税(仮称)に衣替えして2010年代半ばまでに
10%に引き上げことなどを柱とする中間報告をまとめている。
衆院は任期満了が09年9月に迫っていることから、解散・総選挙の時期や
福田政権の行方に関心が高まっている。「改革」を旗印に高い世論支持率を維持した
小泉政権の中枢にあった飯島氏が与謝野氏支持を明言したことで、
ポスト福田レースに一石を投じた形だ。
政治評論家の浅川博忠氏は「小泉氏に30数年間仕え、政治に精通している
飯島氏が見解を述べることは一つの参考意見となる」と述べた。
飯島氏は「与謝野氏は、麻生太郎元外相のように動く必要はない。
自分から耕しに行って首相・自民党総裁ポストを求める必要はない」と指摘。
「与謝野氏に期待する声が必ず広がる。要請があるまで泰然と待ちの政治を
した方がいい」と語った。
一方、自民党の中川秀直元幹事長や竹中平蔵元経済財政政策担当相らは
歳出削減と経済成長を優先し、当面は消費税を上げるべきではないとする
「上げ潮派」の立場をとっているが、飯島氏はこうした主張には
「何の裏付けもない」と異論を唱えている。
Bloomberg
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003008&sid=aNh323vCVvec ▽関連スレ
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