国土交通省中部地方整備局は5日、愛知県愛西市立田町の
国営木曽三川公園「東海広場」の駐車場で、外来種の毒グモ
「セアカゴケグモ」が大量に見つかったと発表した。
推計で約600匹いたとみられるが、バーナーで焼いて駆除した。
整備局は「かまれると、吐き気やめまいといった症状が出る。
見つけても素手で触らないで」と注意を呼び掛けている。
セアカゴケグモのメス
整備局によると、5月21日に利用者から通報があり、専門家が確認した。
主に駐車場の排水路に生息しており、24〜30日に駆除した。
どのような経路で侵入したのかは分かっていない。
この場所ではすべて駆除したと考えられるが、整備局は5日から近くの
木曽川、長良川、揖斐川の河川敷でほかに生息していないかどうか、
約5キロ間隔で生息調査を始めた。
セアカゴケグモは豪州原産で、体長約3〜15ミリ。
メスの成虫はオスより大きく、背中に赤い模様があるのが特徴。
大阪府や兵庫、奈良、和歌山の各県などで生息が確認されているという。
中部空港や名古屋港で見つかった例もある。
-ソース:朝日新聞-
http://www.asahi.com/national/update/0605/NGY200806050003.html