★法相“国籍法改正を検討”
鳩山法務大臣は、最高裁判所が、結婚していない日本人の男性とフィリピン人の
女性の間に生まれた子どもたちが日本国籍を求めた裁判で、今の国籍法の規定を
憲法違反だとしたことを受け、国籍法の改正に向けて検討する考えを示しました。
結婚していない日本人の男性とフィリピン人の女性の間に生まれた子どもたちが
日本国籍を求めた裁判で、最高裁判所は4日、両親の結婚を条件にしている
国籍法の規定は憲法に違反するとして、子どもたちに日本国籍を認める判決を言い渡しました。
これについて、鳩山法務大臣は5日の参議院法務委員会で「国籍法の規定が憲法違反とされたことは
厳粛に受け止めなければならない。法務省としては、判決の内容をさらに吟味するが、基本的には、
該当する規定は改正する方向で検討していかなければならない」と述べました。
そのうえで鳩山大臣は「法改正がどういう内容になるか、今は予測できることではないが、
法務大臣としては、罪のない子どもが、親の事情で不利益を被ることがないようにする
ということを基本の精神として持っていなければならないと考えている」と述べました。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015052691000.html