知っているから自慢できるわけでもなく、知らなくてもシリーズの流れを理解する上でまったく障害
にならない、役に立たない現地からのWRC雑ネタをお届けするこのシリーズ。今年のトピックス第5弾は、
マシンとともにリニューアルを果たしたスバルの施設面のお話。(このニュースにはリザルト等の情報は
入っていません!)
ニューマシン“インプレッサWRC 2008"で注目を集めたスバル陣営だが、実は第7戦のアクロポリスラリ
ーで、サービスユニットもリニューアル。マシンとともに大胆なモデルチェンジを実施している。
08 年はマシンの開発に全てのリソースを集中していたことから、スバル陣営は開幕戦のモンテカルロ
から第6戦のサルディニアまで“ヘキサゴンテント"を筆頭に簡素なパッケージを採用。が、今回の第7戦
のアクロポリスでは、07年に使用していた3台同時作業に作業が行える大型ピットを復活させたほか、同じ
く07 年まで活用していた大型トレーラー&ゲスト用ホスピタリティも再び導入した。
しかも、そのカラーリングはマシンと同様にイエローのラインを廃し、コーポレートカラーのブルーと「スバル
・シンボル」を中心にコーディネイト。そのため、ここ数戦はプライベーターチームのような雰囲気を醸し出して
いたのだが、サービスパークに関しても今回からワークス仕様復活といった雰囲気で、まさに“スバル復活"と
いったイメージだ。
セカンドドライバーのクリス・アトキンソンは残念ながらリタイヤに終わったものの、エースのペター・ソルベルグ
が2位入賞を果たし、今季初の表彰台を獲得。この飛躍の理由は言うまでもなく、ニューマシンのポテンシャルに
ほかならないが、ひょっとするとサービスエリアの環境が向上→スタッフのモチベーションがアップ……なんていう
のも好リザルト獲得の理由かも?
ちなみに、スバルはニューマシンで2位入賞を果たしたことにより、ラリーを盛り上げて活躍したドライバーおよび
チームに贈られる「アブダビ・スピリット・オブ・ラリー」を受賞。新車のデビュー戦に駆け付けた富士重工業の森郁
夫社長がプライズを受け取った。
ソース
ttp://news2.as-web.jp/contents/news_page3.php?news_no=15640&cno=51&b6Ec=1