★自民が知事選政策協定案作成
自民党県連は28日、10月の知事選に再選出馬表明している泉田裕彦知事を
推薦する前提となる政策協定の素案をまとめた。意見を聞くよう求めているほか、
災害復興支援やインフラ整備の推進などを盛った。一方、政策協定について
泉田知事は同日の会見で「プラスである」と歓迎する意向を示した。
細部をすり合わせた上で近く締結する。
素案では、前文に「県民や関係者の声を最大限反映するよう努める」と掲げた。
県連幹部は「再選した知事が過信して暴走したり、わが党を軽んじたりしないよう
『関係者の声』という形でくぎを刺す」と意味合いを解説している。
具体的な政策課題として、
(1)災害復興支援
(2)育児世代と高齢者が安心できる医療・福祉環境の充実
(3)港湾や空港整備など北東アジアの拠点化推進
(4)維持補修系に特に配慮した道路などのインフラ整備
(5)米価下落対応やほ場整備など農林水産業振興
(6)いじめや不登校対策など教育環境の充実―など9項目を盛り込んだ。
自民党県連が知事選で政策協定を求めるのは異例。
泉田知事は会見で、自民との政策協定について
「県民の見えるところで政策をすり合わせるというのは画期的で、プラス」と述べた。
他党でも政策協定締結を模索する動きがあることには
「求められれば、すり合わせの作業をやっていきたい」とした。
新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=110712