★アライグマの行動生き生き 佐世保市亜熱帯動植物園「本来の生態観察を」
動物をより野生に近い環境で見せる「行動展示」に取り組む佐世保市亜熱帯動植物園
(同市船越町)はアライグマの獣舎に、廃材などを用いた新しい生活空間を製作した。
6月以降、淡水魚や固形のエサを食べる行動も公開し、本来の生態を来園者に観察してもらう。
同園職員が今年1月、「いつも寝ていると思われかねない。本来の習性を知ってもらいたい」と
木登りや木陰で休息できる環境づくりに着手。廃材や落ち葉を敷き詰めた遊び場や廃タイヤの
休憩所、来園者の目線と同じ高さの渡り廊下を設けた。
7歳の雄のリーダー「チャズ」など7頭のアライグマも新居をお気に入り。
これまではコンクリートの床の隅っこで動かないことが多かったが、行動範囲が広くなり、
異常行動やけんかが少なくなったという。
北米などに生息するアライグマはテレビアニメ「あらいぐまラスカル」ブームなどで、
ペットとして輸入され捨てられた結果、農作物を食い荒らす有害鳥獣として駆除される
運命にあるという。
同園は「人間の勝手な都合で連れて来られて、今では邪魔者扱いされている。
動物との付き合い方を学ぶ場にもしていきたい」と話している。
西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/24797 ▽関連スレ
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