★金融庁、新銀行東京の検査開始…累積赤字膨らむ可能性も
金融庁は25日、東京都による400億円の追加出資が決まった
新銀行東京(千代田区)に対する金融検査に着手した。
新銀行への検査は2005年4月の開業以来初めて。
新銀行は今年3月期決算で1016億円の累積赤字が見込まれるが、
検査結果によっては不良債権がさらに増え、累積赤字が膨らむ可能性もある。
新銀行は「不良債権の自己査定は適切」としていたが、
都議会では「第三者のチェックが不可欠」との指摘が出ていた。
関係者によると、同庁は、経営悪化の要因となったずさん融資の審査体制や、
当時の融資判断についても、行員からの聞き取り調査や経理書類の分析を行い、
新銀行が自己査定した不良債権の分類が適切かどうかをチェック。
取締役会の取り組みや法令遵守の状況なども、検査対象になるとみられる。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080425-OYT1T00699.htm