★「制服警官、配置すべきだった」土浦殺傷事件で茨城県警
茨城県土浦市の8人連続殺傷事件で、捜査態勢などを検証してきた同県警の
プロジェクトチームが、現場となったJR常磐線荒川沖駅での捜査員配置や
装備について「制服警官の配置や無線機の所持を検討すべきだった」などと、
捜査手法の反省点を指摘した検証結果をまとめた。
県公安委員会の了解を得て公表する。
土浦署捜査本部によると、金川真大(かながわまさひろ)容疑者(24)は
3月23日午前11時ごろ、同駅構内や周辺で、通行人や張り込み中の
警察官ら計8人を次々に切りつけ、同県阿見町の山上高広さん(27)を死亡させ、
7人に重軽傷を負わせた疑い。同駅には当時、改札口などに計8人の
警察官が配置されていたが、金川容疑者は改札口などを通り抜けた。
プロジェクトチームは刑事総務課を中心に約20人で構成。事件の経緯を
精査した上で、警察内部の訓令、寄せられた苦情や批判を踏まえ、
〈1〉制服警官による犯罪抑止効果を考慮すべきだった
〈2〉あらゆる事態に対応できる無線機も持つべきだった
〈3〉駅や近隣住民に対して(容疑者が現れる可能性があることを)看板やチラシで注意喚起すべきであった
――などと分析した。
さらに、「捜査本部幹部も事前に駅の状況を確認し、指示するべきだった」と
幹部の責任にも言及した。警察官8人が拳銃を携帯していなかった点は
「一般大衆が行き交う駅では発砲できない」として盛り込まない方針。
検証結果は警察庁などにも報告される。
8人は秘匿捜査を理由にいずれも私服姿で、「イヤホンを容疑者に気づかれる」として
無線機を携帯していなかった。また、捜査本部は金川容疑者が同駅に来る可能性を
積極的に広報していなかったとして、住民らから批判された。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080422-OYT1T00072.htm ▽関連スレ
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http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1206580664/