★小野寺副大臣会見記録《平成20年4月17日(木曜日)17時05分〜 於:本省会見室》
○自衛隊のイラク派遣に関する名古屋高裁判決
【問】名古屋高裁で、イラク派遣の自衛隊の活動が違憲であるという判決が出されましたが、
この判決について外務省としてどう受け止めておられますか。
【副大臣】内容について未だ詳しく読んでおりませんが、判決そのものについては原告側の
控訴棄却ということで、国の勝訴ということになっております。ただ、その中の違憲ということで、
憲法第9条第1項に違反するという活動を含んでいるという判断があったということだと伺っております。
政府、外務省としても、この判断には納得できるものではない、という風に考えております。
【問】関連質問ですが、今後の自衛隊のイラクでの活動について何か影響はあるのでしょうか。
【副大臣】この判決文の内容については国会でもずいぶん議論されていたことだと思っております。
国会での議論を踏まえ、十分この内容については国会の審議を経て今回活動している訳ですので、
活動に影響はないと私共は思っております。
【問】関連質問ですが、納得できないというご説明ですけれども、その納得できない理由を聞かせて頂けますか。
【副大臣】ここで憲法の規定に反するという判断ですが、その中身を詳しく読んでいる訳ではありませんが、
バグダッドが戦闘地域に該当するという内容が、恐らく憲法に抵触するという判断だと思いますが、私共は、
そのような該当はしないということでずっと国会の論議も進めておりますので、この解釈の問題について
政府としては容認することが出来ないということだと思っております。
【問】判決は国側の勝訴ということで最高裁に上告できないということですが、これが確定判決という
ことになる可能性もあるかと思いますが、そうするとこの判決を無視するような形で、
確定判決が違憲と認める活動を継続するという判断を政府としてされるということですか。
【副大臣】今回の高裁の意見は意見ということです。内容を受けて政府としましても関係省庁と
検討していきたいと思っておりますが、現時点でこの判決について政府として納得できる
内容ではないということだけ言えるかと思います。
【問】判決が違憲と指摘している事実として、もう一つ武力行使等の一体化の問題があると思いますが、
判決では航空自衛隊の活動のうち多国籍軍の武装兵員をバグダッドへ空輸するものについては、
武力行使と一体化しているという指摘なのですが、政府は従来、武力行使の一体化は地理的概念だとか
活動だとかの関連性を踏まえて、個々に判断すると言っている訳ですが、判決が指摘しているような
行為について、その一体化に当たらないという理由をお聞きしたいのですが如何ですか。
【副大臣】未だ詳しく内容について読んでおりませんので本件については、
今後関係省庁と協議をしたいと思っております。
外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kinkyu/2/20080417_204606.html ▽関連スレ
【裁判】 自衛隊のイラク活動は「違憲」の判断 空自による米兵など輸送は「イラク特措法にも違反している」…名古屋高裁判決
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1208423135/ 【毎日社説】 イラク空自違憲 「どこが非戦闘地域か、分かるわけがない」(当時の小泉首相)なんて、曖昧な説明は許されない
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1208476498/ 【詳報】 イラクの首都バグダッドはイラク特措法にいう「戦闘地域」に該当する 空自は自ら武力の行使を行った…イラク派遣訴訟控訴審
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1208443645/ まあ、そんなに安全な所なら、その中でも治安が悪いと言われている所に、国会議員の宿舎を建てて、国会議員は本人、家族、親族全員が必ず、一カ月以上そこで過ごすと言う風にすればいいな。(もちろん、警備は、安全な国と同じレベルで)