★財政金融政策で適切対応を IMF、日本に構造改革求める(04/13 12:26)
【ワシントン12日共同】国際通貨基金(IMF)の国際通貨金融委員会(IMFC)は12日、
世界経済の成長が減速傾向にあることに懸念を示すとともに、先進国に対し
「財政金融政策で適切に景気減速に対応すべきだ」との声明を採択し、閉幕した。
日本には財政の見直しを含む、さらなる構造改革を求めた。
声明は、米サブプライム住宅ローン問題で、国際金融市場の不安定さが増していると指摘。
先進国の中央銀行による流動性供給を歓迎するとともに、「主要金融機関の損失公表と
必要な資本増強が信頼回復に有効だ」とした。
世界経済の先行きについては「2008、09年の見通しも悪化している」とし、
「インフレを抑制しながら、金融危機への対応と景気サポートの継続が必要」とした。
先進国各国の金融政策については「経済停滞の兆候に対して柔軟に対処する一方、
中期的な物価の安定を確保し続けるべきだ」と指摘。
財政政策も有効な景気刺激になり得るとの認識を示した。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/87037.html