★運転手殺害、米兵に逮捕状…カード使えずトラブルか
神奈川県横須賀市で、東京都品川区、タクシー運転手高橋正昭さん(当時61歳)が
殺害された事件で、米海軍横須賀基地所属のナイジェリア国籍の1等水兵(22)は
使用できなくなっていたクレジットカードを車内で使おうとしていた形跡があることが3日、
横須賀署特捜本部の調べでわかった。
特捜本部は同日、料金踏み倒しによる強盗殺人容疑で逮捕状を取った。
日米合同委員会で、脱走罪で米軍に身柄拘束されている米兵の起訴前の身柄引き渡しを日本政府が要請。
米側の同意を受け、3日午後、米兵の身柄を横須賀署に移し、米軍の拘禁が解かれると同時に逮捕状を執行する。
同日午前11時半、身柄移送に使う県警の車両が基地内に入った。
捜査関係者によると、運転席の足元に落ちていた米兵のカードは、高橋さんのタクシーでも
決済に使えるクレジット機能を備えていた。しかし、事件前にカード会社から使用停止の措置が取られていた。
特捜本部では、米兵は3月19日午後7時半ごろ、JR品川駅から乗車したとみている。
横須賀市汐入町で高橋さんが首に包丁が刺さったまま殺害されて見つかった時、
料金メーターは約1万7000円で、「支払い」の状態だった。
こうしたことから、特捜本部は、米兵がカードが使えなくなっているのを知らないまま運賃を支払おうとしたため、
高橋さんとトラブルとなったとの見方を強め、料金踏み倒しによる強盗殺人容疑で逮捕する。
米兵は3月8日に基地から脱走し、身を寄せていた都内の知人女性の家から持ち出した
包丁を使って高橋さんを刺したことを認める供述をしている。
特捜本部は、なぜ米兵が包丁を知人の家から持ち出していたのかや、
カードが使えなくなっていた経緯などを捜査している。
米兵の起訴前引き渡しは、2006年1月、横須賀市で起きた米空母の1等航空兵による強盗殺人事件以来となる。
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この事件で、トーマス・シーファー駐日米大使、ジェームズ・ケリー在日米海軍司令官ら4人が3日、
横須賀市役所を訪れ、「陳謝と遺憾の念を示したい」と蒲谷亮一市長に謝罪した。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080403-OYT1T00399.htm ▽関連スレ
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