厚生労働省指定の柔道整復師養成施設「東京医学柔整専門学校」(東京都北区)で、
必修科目の授業(年間60時間)を無資格の講師が担当していたことがわかった。
同校は12日午後から約1週間、卒業間近の4年生約70人に60時間の緊急補習を実施する。
卒業や資格取得に影響はないという。
関東信越厚生局によると、同校で2004年度、柔道整復師の資格取得に必要な「運動学」の
授業を担当した講師が、厚労省の規定する基準を満たしていなかった。今月初め、
情報提供を受けた同厚生局が指摘し、無資格授業が判明した。
同校は、東京福祉大学(豊島区)の系列。職員に対する強制わいせつ容疑で逮捕・起訴された
同大前総長の中島恒雄被告(60)が今年1月末まで、同校を運営する学校法人の理事長も務めていた。
(2008年3月12日14時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080312-OYT1T00390.htm