明日香村にある国営飛鳥歴史公園の発注工事をめぐる贈収賄事件で
逮捕された「槙峯建設」の社長が、大阪地検特捜部の調べに対して
「受注実績を作りたかった」と話していることが分かりました。
「槙峯建設」の社長・槙峯和也容疑者67歳は、大阪地検特捜部の調べに
対し「2件の工事の利益は500万円しかなかったが、200万円をわいろに
使った」と話しており、「受注実績を作りたかった」などと説明していることが
分かりました。
関係者によりますと、槙峯容疑者は、2003年の6月ごろ、親交のあった
国土交通省のキャリア・上島晃嗣容疑者が出張で奈良県を訪れた際、
所長に着任した直後だった後輩のキャリア・高松正彦容疑者を紹介して
もらったということです。
その後、工事の予定価格を教えて欲しいと高松容疑者に直接依頼したが
断られ、上島容疑者に口利きを依頼したと話しています。
調べによりますと、きのう加重収賄容疑で再逮捕された高松容疑者は、
2004年と翌年行われた国営飛鳥歴史公園事務所発注の指名競争
入札で、非公開の予定価格を槙峯容疑者に伝えた見返りに、二回とも
現金50万円を受け取った疑いです。
上島容疑者も、合わせて100万円を受け取ったとされ、特捜部は、あっせん
収賄容疑で再逮捕する方針を固め調べを続けています。
ソース:
http://www.naratv.co.jp/miyomiyo/newsread.cgi 奈良TV Web版 2008/03/11 19:53
依頼スレ#933より