J1リーグ浦和レッズの岡野雅行選手(35)が発起人となった市民グループが、
悪性リンパ腫(しゅ)に苦しむサポーターのために、昨秋から骨髄バンクの
ドナー(骨髄提供希望者)登録を呼びかける活動を続け、先月、適合ドナーへの
橋渡しを実現した。
グループは今後も、骨髄移植治療を希望する人たちのために活動を継続し、
車いす観戦者の介助なども行う計画だ。
岡野選手らが支援したのは、1993年のJリーグ発足以来、浦和のほとんどの試合を
観戦する熱烈な主婦サポーターとして知られた篠崎真由美さん(51)(さいたま市)。
7年前に悪性リンパ腫と診断され、昨年4月に骨髄移植に踏み切ることを決めたが、
骨髄バンク登録者に適合ドナーはいなかった。
そこで、篠崎さんと交流のあった岡野選手やサポーター7人が昨年10月、
「シノさんを支援する会」を結成。ホームページ(
http://homepage3.nifty.com/shinosan/)などで
ドナー登録を呼びかけたところ、今年2月、念願の適合ドナーが現れた。浦和の同僚も
チャリティー販売で協力、支援金も計約230万円に達した。岡野選手は「ドナーが見つかったのが
何よりうれしい。役に立てると思ったら、パッと動き出した方がいい。サッカーと一緒だった」と話している
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080308-OYT1T00788.htm