飛鳥歴史公園元所長を再逮捕へ / 大阪地検 2008/03/08 20:21
明日香村にある国営飛鳥歴史公園の工事をめぐるか価格漏えい事件で逮捕された国土交通省のキャリア官僚が、
工事の落札業者に2度にわたって予定価格を漏らした見返りに現金100万円を受け取っていた疑いが強まり、
大阪地検特捜部は週明けの10日にも加重収賄の疑いで再逮捕する方針です。
再逮捕される見通しなのは、国営飛鳥歴史公園の元所長・高松正彦容疑者43歳です。
関係者の話によりますと、高松容疑者は2004年と翌年に行われた工事の指名競争入札で、
公表されていない予定価格を地元の建設会社の社長に教えた見返りに、2度とも現金50万円づつのわいろを
受け取った疑いがもたれています。
高松容疑者は調べに対し、「先輩の頼みで断れなかった。はっきりと覚えていないが、現金を受け取った」と
供述しているということです。
特捜部はまた、落札した高取町の槙峯建設の社長・槙峯和也容疑者67歳を贈賄容疑で、
高松容疑者と同じ「造園職」キャリアの先輩にあたる上島晃嗣容疑者52歳を、高松容疑者に
漏えいを迫った見返りに現金100万円を受け取った、あっせん収賄容疑でそれぞれ立件する方針です。
調べに対し、2人とも現金のやりとりを認めているということです。
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