8日正午過ぎ、
岩手県八幡平市松尾の源太ヶ岳(げんたがたけ)(1545メートル)の山頂付近で、
山スキーをしていた男性2人が雪崩に巻き込まれた。
2人は約1時間後、休暇で近くを登山していた
岩手署松尾駐在所長(60)らに救出されたが、死亡が確認された。
悪天候のため、県警は遺体の収容作業をいったん中断し、9日早朝に再開する方針。
県警などによると、山頂付近の雪が150メートル四方にわたって崩れ、
2人は山頂から150メートルほど下にいたらしい。
周辺は固い雪の上に新雪が1メートルほど積もった状態で、表層雪崩が起きたとみられる。
駐在所長は2人の100メートルほど後ろを歩いていて遭難に気付き、岩手署に通報。
付近にいた別の山スキーのグループと救出にあたった。
現場は猛吹雪で視界は30〜50メートルほどだったという。
気象庁によると、当時、ふもとの気温は平年より2度以上高い5・7度で、
前日までの冷え込みから一転して気温が上がっていた。
現場近くでは、2002年1月にも4人が巻き込まれる雪崩が発生し、1人が死亡している。
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080308-OYT1T00401.htm