神戸市沖の明石海峡でタンカーなど3隻が衝突した事故で、第5管区海上保安本部は8日、
沈没した貨物船「ゴールドリーダー」から流出した油が、約31キロ離れた大阪府泉大津市沿岸に
約900メートルにわたり漂着したと発表した。大阪府内で漂着が確認されたのは初めて。
この日新たな油流出はないとみられるが、播磨灘から大阪湾にかけて油の漂流が確認されており、
5管では警戒を呼びかけている。
油は漂流中に直径10センチ程度の黒い塊となり、泉大津市や兵庫県明石市沿岸など計4カ所に
漂着したことが確認された。
神戸市は同市垂水区の海水浴場でバキュームカー2台を使って油の塊の除去を開始。
また、兵庫県漁業協同組合連合会が漂流中の油の影響で最盛期を迎えたイカナゴ漁を自粛するなど、
漁業関係者を中心に被害が深刻化している。
一方、5管ではこの日、周辺自治体や同漁連など18機関が参加して油除去に関する連絡会議が開かれた。
ゴールドリーダーの保険代理店から委託を受けた海事鑑定人に対し、出席者から「油抜き取りの計画を
明確にしてほしい」との要望が出されたが、具体的な方針は示されなかった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080308/dst0803082331024-n1.htm