米Pacific Gas and Electric(PG&E)と米BioEnergy Solutionsは3月4日、カリフォルニア州
フレズノ郡において、牛のふんを利用した天然ガスの生産を開始したと発表した。
同州の公益事業委員会の認可を受け、BioEnergy Solutionsは年間で最高30億立方フィート
(約8500万立方メートル)の再生可能ガスを生産、PG&Eに提供する。
BioEnergy Solutionsは、フレズノ郡リバーデール近くのVintage Dairyにおいて、5000頭の
乳牛および子牛のふんを屋根つきの沼に蓄積する。沼の広さはフットボール競技場ほぼ5つ分、
深さは3階建ての建物に相当する。ふんを腐敗させ、メタンガスの生成を待つ。メタンガスから
腐食物を除去し、PG&Eの規格に準拠する品質まで高めたのち、PG&Eのパイプラインへ送る。
PG&Eはこの天然ガスを利用して再生可能電力を生成、カリフォルニア中部および北部の顧客に提供する。
PG&Eは2008年内に、同社が提供するエネルギーの14%を、太陽電池、風力発電など、再生可能
エネルギー資源から調達する計画だ。
ITmedia News
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