客が栽培することを知りながら大麻草の種子を販売したとして、愛知県警は29日、
岐阜市山吹町、店員、伊縫英之(35)と名古屋市中川区丸米町、同、岡野拓馬(22)の
両容疑者を大麻取締法違反(栽培)などの疑いで逮捕した。
県警薬物銃器対策課と中村署の調べでは、2人は07年3月上旬ごろ、名古屋市中区大須の
雑貨店「ジョンソンズ名古屋店」で、市内の20代の男女が大麻草を栽培することを知りながら、
種子20個を約4万5000円で売った疑い。伊縫容疑者は「栽培するとは思わなかった」と
容疑を否認、岡野容疑者は容疑を認めているという。
同店は05年6月に開店。服などの雑貨のほか「観賞用」と称して大麻種子を数百円から
2000円で販売していた。大麻種子の売買は違法ではないが、同店では肥料やプランター
なども販売し、売る際には栽培方法を客に教えていた。
県警は07年5月ごろ、大麻常習者のたまり場となっていた同店の実態を把握。
今年2月までに客の男女計14人を同法違反容疑で検挙した。県警は同店などから
種子910個、岡野容疑者の自宅から大麻草2グラムを押収しており、
種子の入手ルートや販売実態の解明を進めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080301-00000004-mai-soci