【社会】一昨年の「ゆりかもめ」脱線、車輪部分の設計変更求める　事故調報告書[02/29]

●ゆりかもめ脱線、車輪部分の設計変更求める　事故調報告書

平成１８年４月、東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」が東京都品川区の船の科学館駅構内で脱線した事故で、
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は２９日、車輪のホイールと車軸を結ぶハブに金属疲労による亀裂が発生、
ハブが破断し脱線したとする報告書をまとめた。

また、車輪の設計変更を含む防止策を求める建議を国交相に行った。
事故が起きたのは１８年４月１４日午後５時ごろ。豊洲発新橋行きの６両編成が船の科学館駅を出発した直後に４両目の車輪が
脱線し非常ブレーキが作動。乗客２３０人にけがはなかった。

報告によると、脱線した車輪のハブは材質不良のため強度が低く、摩耗してハブとホイールの接触面にすき間ができた結果、
ホイールナットの締め付けによる力がハブにかかり破断した。事故調は、ホイールナットの締め付けで生じた力が車輪の設計に
想定されていなかったとして、設計変更を含む防止策を求めている。

「ゆりかもめ」は７年１１月に開業、株式会社ゆりかもめが運行する自動運転方式による案内軌条式鉄道。
脱線を受けて同社は全車両のハブを新品に交換している。

■yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080229-00000917-san-soci
■産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080229/dst0802291029004-n1.htm
■依頼269

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