●医療功労賞中央表彰に壱岐の准看護師・豊島さん…「初任地の先生に感謝」
「第36回医療功労賞」(読売新聞社主催、厚生労働省など後援、エーザイ協賛)の国内部門で、中央表彰を
受けることが決まった准看護師、豊島ミツルさん(69)(壱岐市郷ノ浦町)は、「自分の子どものように
かわいがって下さった院長先生のおかげ」と、集団就職で最初に勤務した病院の院長に感謝し、受賞を喜んだ。(松浦篤)
「母親からは、仕事の内容すら知らされていませんでした」。1954年3月に中学を卒業。
多くの同級生と一緒に壱岐を出た。たどり着いたのは、奈良県の山の中に立つ病院の結核診療所。
島から診療所には計6人が就職したが、感染の恐怖から翌年の正月には、豊島さんを残し5人が島へ戻った。
同郷の仲間を失いながらも、掃除や配ぜんの仕事をひたむきにこなす姿に、院長の北畑金治さんがチャンスを与える。
学費と交通費を病院が負担し、准看護師の学校に通わせてくれたのだ。
「今の自分があるのは、院長先生が資格を取らせてくれたからです」
59年には壱岐の診療所からの要請を受け、帰郷。62年からは島の保健所に勤務し、結核予防や母子衛生などに尽力した。
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■読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20080228-OYT8T00652.htm ■依頼265