●<サイバー犯罪>7年連続で最多更新
全国の警察が07年、容疑者を逮捕・書類送検したサイバー犯罪(情報技術を利用した犯罪)は
前年比1048件増の5473件で、7年連続で過去最多を更新したことが警察庁のまとめで分かった。
他人のIDやパスワードでインターネットサイトに侵入する不正アクセスやネットバンキングなどを舞台にした詐欺が
急増しており、同庁は取り締まりを強化する方針。
不正アクセス禁止法違反は前年の703件から倍増し1442件に達した。1175件は企業の公式ホームページに
酷似したサイトなどに誘導しIDやパスワードを入力させる「フィッシング」と呼ばれる手口。
パソコン内部やキーボードの入力情報を外部に流出させる「スパイウエア」と呼ばれるプログラムを使った犯罪も55件あった。
急速に普及が進むネットバンキングを巡る事件も多発した。他人になりすまし口座から現金を詐取するなどの手口で、
前年(39件)の約2.9倍の113件に達した。
このほか▽オークションで商品をだまし取るなどの詐欺1512件(前年比5.3%減)
▽児童買春禁止法違反551件(同19.0%増)▽青少年育成条例違反230件(同17.3%増)
▽児童ポルノ禁止法違反192件(同23.5%減)−−などだった。【遠山和彦】
■yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080229-00000014-mai-soci ■毎日新聞
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080229ddm012040138000c.html ■依頼263