「生きもの異変 温暖化の足音」(8)九州〜東京60年 北進するアゲハ[02/27]
1 :
おまコン喰い(080312)φ ★:
2 :
おまコン喰い(080312)φ ★:2008/02/27(水) 17:01:31 ID:???
1950年には広島市と徳島市を結ぶラインまで東北進し、60年には香川県高松市と淡路島の洲本市を越える。
こうして日本列島の太平洋岸を北上しながら東に進んで、97年までに静岡県浜松市、2000年になると横浜市や東京
に現れた。
北原さんは、各年代における分布北限地の年平均気温と最寒月平均気温を調べてみた。結果は驚くほどクリアだった。
温暖化によって各都市の年平均気温は少しずつ上昇しているが、15度台に達すると、その地にナガサキアゲハが分布し
始める傾向がはっきり示されたのだ。特に西日本での分布拡大中に顕著だった。
北原さんはさらに念を入れ、ナガサキアゲハが耐寒力を獲得していないかどうかを検討した。
チョウの分布北上現象は、温暖化に頼らなくても、蛹(さなぎ)での休眠期間を長くして寒さに耐えるようにすることで
も起こり得るからである。
しかし、その可能性はないことが他の学者の研究を通じて明らかになり、ナガサキアゲハは間違いなく、温暖化の波に乗
って分布域を北に拡大させていったことが証明されたのだ。
「山梨県にもナガサキアゲハは定着しています」
北原さんによると、甲府盆地の南端の市川三郷町で蛹の越冬も確認されている。山梨県には南の静岡県から富士川沿いに
成虫が飛んでくるらしい。
ミカンの木が多い静岡県はこのアゲハの天国だ。浜松市に出現した3年後の2000年には県内で多数目撃されるように
なっている。長野県の南部にも天竜川沿いに北上して進出しているようだ。
「気候の温暖化とナガサキアゲハの分布域の北上の間には正の相関関係がありますが、年平均気温よりも最寒月の平均気
温の方がより密接に関係していることが明らかになっています」と北原さんは説明してくれた。分布域の拡大には暖冬がと
くに有利に働くというわけだ。
今の季節、彼らは蛹の形で住宅の軒下などで越冬中。今年は久しぶりに厳しい冬なので、北限の関東地方では少し後退す
るかもしれないが、分布域の一進一退はつきものだ。お茶の水女子大のナガサキアゲハは、その動向を示す指標のひとつと
なる。(長辻象平)
【用語解説】ナガサキアゲハ
黒色のアゲハ類の一種で、インドから東南アジアの熱帯や中国南部、台湾などに生息し、日本が分布の北限。尾状突起が
ないのが特徴。オスの翅(はね)の表は黒一色で斑紋が目立たないが、メスの翅には裏表とも橙赤斑や顕著な白斑があって
華やかな印象を与える。幼虫が食べる食草はナツダイダイ、ザボン、ウンシュウミカン、ユズなど柑橘類の栽培種。和名は
シーボルトが長崎で採集したことにちなむという。
以上です。
3 :
名前をあたえないでください:2008/02/27(水) 17:05:31 ID:IdDwN4pV
ヤンマだアゲハだマメゾーだ!
4 :
名前をあたえないでください:2008/02/27(水) 17:05:54 ID:WK2sQYXK
↓はハゲ
5 :
名前をあたえないでください:2008/02/27(水) 17:18:31 ID:rWmzl0uR
↑はデブ
6 :
名前をあたえないでください:2008/02/27(水) 17:52:06 ID:3+Gi7pm1
7 :
名前をあたえないでください: