滝川市で介護タクシー代など2億円以上の生活保護費が騙し取られた事件で、
逮捕された夫婦を介護タクシーで送り迎えしていた元介助員の男性がSTVの取材に応じました。
(元介助員)「迎えに行って病院に連れていって、札幌市内の病院を3、4か所まわって、
その間の院内介助も全てやってそれから滝川まで送ってまた札幌まで帰ってくる」
詐欺の容疑で逮捕された夫婦を介護タクシーで送迎していた元介助員の男性です。
夫婦は通院と称してほぼ毎日、滝川の自宅と札幌を往復。介護タクシーを、乗り回していました。
(元介助員)「銀行なり、お店とか、知り合いの自宅とか、ススキノのお店にも2度3度行ったことがある」
夫婦は通院以外にもことあるごとに介護タクシーを利用していました。
(元介助員)「海水浴に行くということで職員2名行った。酸素ボンベの管理と具合悪かったら
応急処置的なことをしていた」
この事件で逮捕された介護タクシー会社の社長は夫婦の売り上げと一般客の売り上げを
別にしてほかの社員には分からないようにしていました。
(元介助員)「片倉(夫婦)の売り上げに関しては板倉(社長)が全て管理していた。
それを僕らが知るよしはない。」
滝川市にタクシー代を申請するための通院証明も介助員が代わりに受け取っていました。
(元介助員)「シップを毎日、もしくは1日おきに取りに行く。通院証明書を下さいといえばくれる。
市役所も病院の通院証明があるから間違いないだろうと。」
必要な書類があれば、いくらでも金がもらえる。疑いが持たれた時には、
すでに2億円に上る税金が騙し取られていました。
http://www.stv.ne.jp/news/item/20080225193137/