千葉県の出先機関「県君津地域整備センター」の発注工事を巡り、県警捜査2課などは25日、
「新興土建」役員、古田昊(ひろし)(64)▽「興和建設」総務部長、伊藤恵一(43)両容疑者を
競売入札妨害(談合)容疑で逮捕したと発表した。
両社はともに同県木更津市内の建設会社。調べでは、2人は06年12月18〜20日実施の
「住宅市街地基盤整備工事」の指名競争入札で、新興が落札するよう参加8社の担当者で談合し、
公正な入札を妨害した疑い。新興は落札率98.8%の9156万円で落札。談合防止のため、
あらかじめ予定価格を公表する「予定価格事前公表」の方式が取られたが、事前に古田容疑者が
電話で入札額を指示していたという。
県警は24日から関係者を聴取し、他の6社の担当者は従属的だったと判断したとみられる。
興和は渡辺芳邦県議(43)が顧問。県警は07年1〜2月にセンターが実施し、
両社が落札した別の3件の工事などについても捜査を進めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080225-00000147-mai-soci