経営悪化のため4月に指定管理者が浜松市医療公社から聖隷福祉事業団(中区元城町)に交代する
浜松市リハビリテーション病院(同区和合町)で、同病院に残留を希望する市医療公社職員が3割程度に
とどまっていることが20日、わかった。
公社職員の身分を失うことに抵抗感がある職員も多いとみられ、聖隷は看護職員の募集を始めた。
このままでは退職金額は市の見込み額を大幅に下回るが、公社人件費の負担増となり、市でも対応に苦慮している。
リハビリ病院では今年度に入り、医師の退職が相次ぎ、10人いた常勤医が3人に減った。
今年度4億7400万円の赤字が生じる見込みで、市は同公社には経営能力がないと判断した。
同公社では、医師、看護師など全職員95人(定年退職者1人を除く)に1月下旬、同事業団職員として
引き続きリハビリ病院に勤務するか否かを尋ねる意向調査をした。
同病院での継続勤務を希望する職員は医療公社を退職する形になるため、多額の退職金が想定されるとして、
市では95人分3億5600万円を計上した補正予算案を20日開会の市議会2月定例会に提案した。
同公社などによると、リハビリ病院での継続勤務を希望する職員は市の見込みを大幅に下回る約30人。
約50人は引き続き公社で勤務することを希望した。残りは、他の医療機関での勤務希望などだ。
予想外の“公社人気”について、同公社では「意向調査では理由の記載を求めていないため、はっきりと
分からない」(岩井正次事務部長)としている。
しかし、市関係者は、公社では給与面などで市職員に準じる待遇を受けてきたため、民間への身分変更を
避けたいと考える職員が多いとみる。
聖隷福祉事業団は「まだ内定段階」としてコメントを控えているが、2月10日には、リハビリ病院勤務の看護職員を
募集する新聞折り込み広告を浜松、磐田市などで計25万部配布した。
「単独で求人折り込みを出すのは珍しい」(秘書広報室)としている。
市健康医療課では「特にお年寄りなどの患者には病院側との人間的つながりが大事。より多くの職員にリハビリ病院
勤務を継続してもらえるよう、公社側に何らかの働きかけをすることも必要」としている。
ソース:
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20080221-OYT8T00069.htm 読売新聞 2008年2月21日記事
依頼スレ#918より
>>2 理屈から言えば、年金制度があるので退職金制度は不要という考えは成り立つ。
もっとも、年金受け取りまで間が出来たり、制度自体に不信感はあるが。
それよりも、退職金相当額を給与に加算しているかが問題だ罠。
公社職員は分限すべき。公務員は甘やかされすぎ