大分県別府市千代町のマンションで昨年4月、特定非営利活動法人(NPO法人)「自立支援センターおおいた」職員で
障害者の五十嵐えりさん=当時(25)=が死亡した火災で、別府署は20日までに、当時介護していた同市内の女性准看護師(28)が
電熱治療器の電源を切らずに外出したことが火災の原因だったとして、業務上過失致死の疑いで准看護師を大分地検に書類送検した。
調べでは、准看護師は昨年4月21日、障害者が多く入居するマンションで、頸椎(けいつい)損傷で動けない五十嵐さんを
世話していた際、ベッドの上で使っていた床ずれ治療用の携帯型電熱治療器を作動させたまま、買い物のために外出。
火災を招く危険性がある治療器の電源を切らなかったために火災を発生させ、五十嵐さんをやけどにより死なせた疑い。
准看護師が外出して4分後に五十嵐さんが火災発生の通報をしていることや、同型の治療器で実験を重ねた結果、同署は火災原因は
機器の構造ではなく使用法にあったと判断。准看護師は火災などの危険性を予見し、防止する義務があったと結論づけた。
同NPOの米倉仁理事長は「警察から説明を受けていないのでコメントできない」と話している。
ソース:
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20080221/20080221_018.shtml 西日本新聞 2008/02/21付 朝刊記事
依頼スレ#918より