【社会】関心高まる四者面談 産業人も就職に助言 埼玉の県立高校[2/19]

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1ビニ本伝説(080312)φ ★
生徒、保護者、教員の三者に企業経営者の産業人を加えた、
県立高校就職希望者に対する四者面談会が関心を集めている。
教育制度学が専門でキャリア教育にも詳しい
筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授の藤田晃之氏は、
「生徒は視野が広がる。非常に意義がある取り組みだ。全国でも例がなくモデルとなるものだ」
などと評価している。四者面談会は二〇〇三年度にスタートし、毎年一月に県内の二カ所で開催。
参加者は毎年増えており、これまでに五十高校から百七十組が参加した。
主催しているのは、埼玉県経営者協会と連合埼玉が母体となり設立した
埼玉県地域労使就職支援機構と埼玉県教育委員会。
産業界と労働界、県教委が連携し高校生の進路、就職を支援している。
四者面談は一時間、産業人が高校生から進路についての考え方、希望などを聞きながら、
企業が求める人材や実態などを話しさまざま助言をする。
従来の三者に産業人を加えた四者面談について、
経営者協会専務理事で労使就職支援機構代表の野上武利氏は
「生徒、保護者が職業観や勤労観、よりよい進路を考える機会となる。
高校生にとって一時間企業経営者と直接向き合い話し合うことは貴重な経験となるだろう。
産業界を含め社会総がかりで人を育てていくことが大切」と話す。
県教育局県立学校部副部長の内田徹氏は「生徒、保護者にとってより良い進路選択の場」とし、
同局主席指導主事の関根郁夫氏も「先生にも、進路指導に役立ててもらえる」などと話す。
一月二十六日に熊谷市のホテル「マロウドイン熊谷」で開かれた四者面談会には、
深谷商業高校、熊谷商業高校など十六高校から二十一組が参加。
面談した産業人は愛工舎製作所社長の牛窪啓詞氏、フジノン取締役総務部長の鳥羽山伸夫氏、
ボッシュ東松山第一工場人事部人事グループセクションマネージャーの安倍勝氏ら。
牛窪氏は「生徒が自信ややる気を持ってもらうことを心掛けた」という。
参加した産業人は「(生徒の)進路選択の幅が広がる」と評価する。
面談した熊谷商業高校二年生の女子生徒は「就職などについて、深く考えることができる機会となった」、
生徒の保護者は「企業経営者が求めている人材など大変参考になった」などと話していた。
同校教員の石田智光氏は、生徒が進路を考える良い機会になったとみている。
深谷商業高校教員の野本志江氏は、
「こうした形で一人の生徒にじっくりと向き合うことは少ない。有益な取り組みだ」という。

ソース
http://www.saitama-np.co.jp/news02/19/19e.html
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