二〇〇九年卒業予定の大学・短大・専門学校生を対象にした、
埼玉新聞就職ガイドキャンペーン合同企業説明会
「埼玉就職セミナー・スタート編」(埼玉新聞社・埼玉県情報サービス産業協会共催)がこのほど、
大宮ソニックシティB1F展示場で行われ、大学生ら二百五十一人が来場した。
参加した企業は、県内外から情報処理・ソフトウェア関連、
流通、金融、住宅不動産、公官庁などさまざまな企業約四十社が参加。
会場では、初々しいリクルートスーツ姿の学生たちが、就職を希望する業界の企業のブースに座り、
各社の人事採用担当者から、事業展開や将来性など熱心に説明を受けていた。
参加の企業の人事採用担当者は「合同企業説明会で興味を持ってくれた学生で、
さらに自社セミナーに参加してくれた学生は採用率が非常に高いので毎回参加している。
例年インターネットでの自社の登録学生が増えているものの人物重視なので、
合同企業説明会を自社セミナーと併用している。
あいさつができ、元気な学生を採用したいがおとなしい学生が多くなった」と述べた。
一方、参加した学生は「県内や近隣の企業に就職を考えている。
採用担当の人たちは、その企業の顔なので企業イメージが見えてきたので参加してよかった。
日程が合えばこれかも合同企業説明会に参加したい」と強調していた。
採用状況も前年(今春卒業者採用)並みの採用予定の企業が多く、売り手市場の環境には変わりはない模様。
就職媒体のセミナーが乱立、参加学生が分散し、数的にはセミナーの集客数が落ちている現状があるが、
業界、就職先エリアなど特化したセミナーに参加する学生の目的意識が必然的に高く、
来場者数に関係なく「採用に結び付いた」との報告は多い。
セミナーの参加者だけではなく、
今後は学生の意識に合わせたセミナー選びが今後県内の企業にとって一つの鍵になりそうだ。
ソース
http://www.saitama-np.co.jp/news02/19/20e.html