大阪市の中心部で、温泉の足湯が人気を集めている。
メード喫茶が増え、電気街から若者の趣味の街に変わりつつある日本橋では、
メードならぬ「女中さん」と店が呼ぶ女性と一緒に、足湯に入るユニークなサービスも登場。
「都心の癒やし」を求めるビジネスマンを中心に盛況だという。
はかまに前掛け姿の「女中さん」と足湯に入るのは、「大正浪漫の足湯屋さん」。
大阪府吹田市から運ばれた天然温泉の足湯を直径約50センチのヒノキのおけで楽しんだ後は、手足のマッサージ。
漫画やアニメの話題で盛り上がったり、仕事の愚痴を聞いてもらったりと会話も楽しみのひとつという。
温泉施設のメンテナンスを手掛ける大阪市の設備会社が、宅配温泉の活用策として昨年1月にオープン。
当初はメード喫茶での足湯を考えていたが温泉のイメージに合わないため、大正ロマン風の店づくりとコスプレにした。
予約が取りにくくなるほどの盛況ぶりで、12月には2店舗目も開いた。
30分の基本コースは3900円で、客の中心は仕事に疲れたビジネスマンだが、カップルや女性も利用する。
マネジャーの河村威郎さんは
「客のほとんどがリピーターになる。北海道から月2、3回のペースで来る人もいるほど」と話す。
「コスプレ好きなので」と従業員を志望する女性も多いという。
一方、大阪のビジネス街、本町で地下1100メートルからわき出る天然温泉を売りにするのは、
ホテル「シティプラザ大阪」の無料足湯。平成18年7月の開業以来、口コミで評判が広がり、
座布団を持ち込んだ近所の主婦やスーツ姿のサラリーマンが足湯場でひざを並べる。
天然温泉を利用できるフィットネス会員は入会待ちの人気ぶり。
神経痛や冷え性に効くといい、20〜30分入る人が多い。
市営交通機関が無料の「敬老パス」を使いバスで通っているという女性は
「顔見知りができて、夕食のおかずを話し合ったりするのが楽しい」と話していた。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080209-00000109-san-soci 元ソース
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080209/trd0802091215005-n1.htm