08年度のJRA騎手免許2次(最終)試験が5日、千葉・白井の競馬学校で行われた。
競馬学校生徒3人のほか「過去5年にJRA年間20勝以上2回」の規定で1次試験が免除になった内田博幸騎手(37=大井)が最終関門に挑んだ。
06年に年間524勝の日本記録を樹立した名手も、競馬場とは勝手が違ったのだろう。
紺のスーツ姿で、競馬関係法規に関する筆記試験と面接を終えた内田博は
「思った以上に難しかった。面接もあまり経験したことがないので…」とターフで見せる豪快さとは裏腹に緊張した表情で切り出した。
公営3000勝を達成した昨年9月5日に受験を表明した後は、公営、中央と掛け持ちの忙しい合間を縫い、試験に備えてきた。
内田博は「決して時間は多くなかったが、競馬の法規など自分なりに勉強してきたつもり。
今年駄目なら、また来年受けます」と中央移籍への熱い思いを語った。
合格すれば、東日本地区の地方騎手としては初。
「大井で20年近くお世話になってきたし、合格したら寂しいという気持ちは募ってくるでしょうね。地方と中央は別世界。デビューした頃は中央に乗りに行けるなんて夢だった。
夢が現実になりつつあるし、そうなってほしいと願っています」と内田博は、14日の合格発表の“朗報”を心待ちにしていた。
ソース
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/02/06/03.html